先日、ある研修に参加してこんなコトバを教えてもらいました。
『小善』は『大悪』に似たり。『大善』は『非道』に似たり
仏教のコトバということですが、簡単に要約すると…
小さな良い事は、大きな悪に似ていて
大きな良い事は、酷い仕打ちに見える
という意味だそうです。
色々な例え方がありますが、例えば親子の関係で考えてみましょう。
もし、子供から「〇〇を買って」と頼まれたとします。
「かわいい我が子の為ならば…」とどんどん買い与えてしまった結果…全く我慢のできない子供になってしまった。ということです。
これが、『小善』は『大悪』に似たり。ということです。
ほんの小さな優しさが、結果的に相手の為にならない事に繋がる…。そういうことです。
それでは『大善』は『非道』に似たりとは、どのような意味でしょう?
これはライオンの親子で例えてみましょう。
ライオンは子供を鍛えるために谷に落とす…なんてことを言われていますよね。これが本当かウソかは別として、この「谷に落とす」という行為。これだけ見ると非酷い仕打ち以外の何物でもないですよね。だけど、結果的には子供を成長させる事に繋がっている…。このように一方では非常に見える行いでも、結果的に相手の為になっている…ということが『大善』は『非道』に似たりということなんです。
これは、親子関係でも言えますし、上司⇔部下の関係や、先生⇔生徒の関係でも言えますよね。
あなたの優しさが、時に人を傷つけてしまうことがある。
あなたの手助けが、時に人の成長を止めてしまうこともある。
肝に銘じます…!!
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