■メンタルヘルス不調を知ろう
メンタルヘルス不調は、誰にでもなる可能性があります。また、その多くは「正しい理解」と「正しい対処」をすることで回復します。
よく「メンタルヘルス不調は『こころのカゼ』」という表現をする事がありますが、まさに普段私たちがかかってしまう「カゼ」と同じように、誰もがいつなってもおかしくないという事を、まず理解する事が重要です。
■こころのカゼに掛かる可能性は、誰にでもあります
では、実際に「こころのカゼ」になったとして、その後も安心して働き、暮らせる社会にするにはどうしたらよいのでしょうか。そのスタートが、メンタルヘルスについて理解を深めていくことだと感じます。
メンタルヘルス不調(こころのカゼ)で病院に通院や入院をしている人たちは、国内で323万人にのぼるといわれていて(平成20年)。日本人のおよそ40人に1人の割合となっています。
生涯を通じて5人に1人がこころのカゼにかかるともいわれていますので、こういったところからも、こころのカゼが、特別な人がかかるものではなく、誰でもかかる可能性がある。という事が分かりますよね。
■心のかぜは、「正しい理解」と「正しい対処」で回復する病気です
こころのカゼにかかったとしても、「正しい理解」と「正しい対処」を通して多くの場合は治療により回復し、社会の中で安定した生活をおくることができるようになります。最近では、効果が高く副作用の少ない治療薬も出ていますので、以前よりも回復しやすくなっていると言われています。
ですが、ここで1つ重要なことは、こころのカゼになった場合は、身体の不調と同じようにしっかりとした治療を受けることが何よりも大切です。
中には「ちょっとしたカゼぐらいだったら、病院なんて行かないよ…!」「市販薬を飲んでいれば十分…!」という人もいるかもしれませんが、そういう人でもしっかりとした治療を受けることが大きなポイントになります。
そして、せっかく治療をスタートしたとしても、早く治そうと焦って無理をすると、回復が遅れることがあります。「焦らず、じっくりと治す」という気持ちで臨むことが回復への近道です。
■こころのカゼを正しく理解しましょう
こころのカゼのやっかいなところは、本人が苦しんでいても、周囲からはわかりにくいという特徴があります。
私たちは、普段病気や怪我をした人には「無理はしないでね」と、自然に声をかけることができます。
大きな病気から復帰してきた人には、徐々に普段の生活に慣れてもらうようにすると思いますし、骨折をして松葉づえをついている人に、重い荷物を運ぶことは頼まないですよね。
ですが、こころのカゼは気づかないうちにムリなことをさせてしまったり、ちょっとしたヒトコトで傷つけてしまったりしてしまうこともあるかもしれません。
そして、そういったことの積み重ねが、結果的に症状を悪化させてしまっているという事もあるんです。
大切なことは、「正しい理解」と「正しい対処」。
私たちみんながこころのカゼを正しく理解することはとても大切です。
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