メンタルヘルス不調には、色々な種類があります。
私自身はもっと皆さんに身近に感じて頂きたくて「こころのカゼ」と言っていますが、今回はそんなメンタルヘルス不調の中でも特に多いと言われている「うつ病」について少し考えてみます。
■一生に一度は「うつ病」に掛かる…?
一生のうち、一度以上うつ病にかかったことのある人は、15%前後とされていて、ごく一部の人がかかる珍しいもの…というものではありません。
そして、これまで社会でうまくやっていた、いわゆる「社会適用」の良かった方にも、発症する可能性が十分にあると言われています。
昔は、「疲れ」や「気の持ちよう」と思われていた時代もありますが、今れっきとした脳の生理学的・機能的な不調(病気)とされています。
■うつ病の症状→2週間続いたら要注意!
うつ病の主な症状は「憂うつ」「不安」「おっくう感」と言われています。
主にこういった症状が2週間以上続くと、うつ病が疑われますが、もうちょっと具体的にはこんな症状に繋がります。
朝の不調:早くに目が覚める、眠れない、朝気分が落ち込む、外出の準備がおっくう等
仕事・学校の不調:集中力が続かない、午前中はあまりやる気がでない、決定事項が判断できない、人とあまり会いたくない、イライラする等
生活の不調:前に好きだったことがつまらなくなる、昼過ぎまでは気分が重い、いっそのこと消えてしまいたいと思うことがある等
身体の不調:眠れない、眠りが浅い、疲れやすい、だるい、頭痛がする、食欲がない等
いかがでしょうか?ここに記載してあるような事が、何週間か続く場合は少しうつ病を疑ってみるのも良いかと思います。
■気づきにくい「うつ病」
うつ病は本人が気づきにくい病気です。うつ病に関する知識がないと、症状が現れているのにうつ病に気づかないこともあります。また、重症になると、脳の働きが低下し、病気であることを認識できなくなります。
重症になる前に、医療機関を受診して治療を行うためには、本人が気がつくということ以外にも、家族や周囲の人が気づくことがとても大切です。
周りの人が気づきたいうつ病のサインとしては、「口数が少なくなる」「イライラしている」「朝や休日明けに調子が悪い」「遅刻、欠勤が増える」「だるさを訴える」「身辺整理をする」などが考えられます。
どちらにしても、「少し変かな…?」と思った時に立ち止まることのできる「正しい知識」を持つということが、とっても重要なことだと言えます。
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