こころのカゼの初期症状（ストレスサイン）に気がついた時に、カゼの引き始めと同じように、「早めの治療」が大切とは言いますが…いったいどうすればいいのでしょうか…？
■まずは早めの…「セルフケア」
ストレスサインに気がついた時、まずは自分自身での「セルフケア」が大切になってきます。セルフケアとは、自分自身で行うメンタルヘルス対策のことを言いますが、メンタル不調の兆候は、いきなり重症になるケースは少なく、ほとんどの場合は軽い症状から出るため、メンタルヘルスの知識がないと本人すら気づかないことが多々あります。
どんな初期症状があるのか…というのは ↓ の記事をご一読頂ければと思いますが、実際のセルフケアを少し見ていきましょう。
※こころのカゼの初期症状（ストレスサイン）についての詳細はこちらの記事をご覧下さい！
■その場でできるセルフケア
まずは学校でも、会社でも、自宅でも…。どこででもその場でできるセルフケアです。
【深呼吸（呼吸法）】
深呼吸をすることで、緊張やストレスで固まった体をリラックスさせる効果があります。また、呼吸に集中することで、不安やイライラなどのネガティブ感情から注意をそらし、落ち着きを取り戻すことができます。基本的なやり方は以下となります。
①椅子に深く腰掛けて、軽く背筋を伸ばして楽な体制をとりましょう。
②お腹に手を置いて、鼻から深くゆっくり息を吸い、口からゆっくり息を吐いて下さい。
③息を吸う事でお腹が膨らみ、息を吐いたときにお腹がへこんでいく様子を手で感じてください。
④ ②～③を複数回ゆっくり繰り返しましょう。
【ストレッチ、適度な運動】
長時間同じ姿勢を取り続けていると身体に負担がかかります。
手足を伸ばしたり身体をひねったりすることで筋肉のこりも多少とれ、気持ちがすっきりします。座りっぱなしの仕事をしている人は、立ち上がるだけでも多少の効果があります。
【笑う】
ちょっと高度ですが「笑い」というものもあります。
「笑い」には血糖値の上昇を抑えたり、ストレスを軽減する効果があることが研究によってわかっています。「作り笑い」でも効果はありますので、学校や職場はもちろん、家庭でもにっこり笑顔を心がけ、周りの方とのコミュニケーション上でも健康上でもプラスにしていきましょう。
■普段の生活の中でやれるセルフケア
普段の生活の中に意識して取り入れたいセルフケアです。
【十分な睡眠・休息】
睡眠不足は、疲労感や情緒不安定などストレスが増す原因となり、メンタル不調への近道となると言われています。
布団の中で深呼吸（呼吸法）を行い、心身ともにリラックスした状態になると、副交感神経が優位に働き、眠りやすくなります。また、眠る直前に「パソコンやスマートフォンを触る」「アルコールやカフェインが入った飲み物を飲む」「激しい運動をする」といった行動は質の良い睡眠がとれない原因につながります。
【意識して気分転換】
自分の趣味や好きな活動をすることは、一時的にでもストレスを忘れ、良い気分転換になります。旅行にでも行ければ一番良いですが、なかなかいつもそんなわけにはいかないかと思います。
ですが、普通にちょっとした散歩や運動、映画鑑賞、カフェめぐり、ショッピング…などでも気分転換の効果があります。普段からできるものを1つでもいいので見つけておきましょう。
※私自身の気分転換は、「本屋で立ち読み」か「電気を消してオフロに入る」です…！ストレス溜まってきたなー…と思うと、電気を消して暗い中でオフロに入ると、すっきりします…！（あくまでも個人的な意見ですので、効果のほどは人それぞれです…(笑)）
【周りに話してみよう】
シンプルですが、一人で抱え込まないということは非常に重要です。会社の同僚や上司だけではなく、プライベートの友人や家族、専門家など誰か相談できる人を見つけておくと良いですね。相談することで、状況の整理ができたり、視点が変わったりするのでおススメです。
さて、いかがだったでしょうか
「セルフケアなんてたいそうなこと言ってたけど…こんなことでいいの…？」と感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、こんなことで良いんです。
大切なことは、早期発見・早期対応。
ちょっとおかしいな…？と感じた時に、ぜひ積極的に普段の生活に取り入れてみて下さい。
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