■こころのカゼの初期症状とは
人は誰でも「こころのカゼ」に掛かる可能性があります。
ここで大切なことは普通のカゼや病気と同じで「早めの治療」が肝心ということです。
「ちょっとカゼ引き始めかな…」っていう時に、暖かくして、薬を飲んで早く寝たりすると、そこまで悪化せずに良くなることってありますよね。ヤケドをした時も、最初にとにかくしっかり冷やしたり、捻挫した時はとにかく固定して安静にしたり…。
初期治療が上手くいくと、その後の治りが良くなることがあります。それと同じです。
そこで気になるのが「じゃあこころのカゼの初期症状ってどんなものがあるの…?」っていう部分ですが、大体以下の症状が2週間ぐらい続く場合は、早めに専門機関に相談することをおススメします。
■こころのカゼの初期症状
こころのカゼの初期症状のことを、「ストレスサイン」という言い方もします。
ストレスサインには、「本人が気づきやすい症状」や、「周囲の人が気づきやすい変化」というものがあります。ちょっと具体的に見ていきましょう。
【本人が気づきやすい症状】
・気分が沈む、憂うつ(理由が分からない場合も含む)
・何をするのにも元気が出ない
・イライラする、怒りっぽい
・理由もないのに、不安な気持ちになる
・なんとなく気持ちが落ち着かない
・胸がどきどきする、息苦しい(朝だけ…とかっていう場合もあります)
・何度も確かめないと気がすまない
・周りに誰もいないのに、人の声が聞こえてくる
・誰かが自分の悪口を言っている(ような気がする)
・食欲がない、食事がおいしくない
・なかなか寝つけない、熟睡できない
・夜中に何度も目が覚める
【周囲の人が気づきやすい変化】
こころのカゼは、「自分では気づきにくい」ということが非常に多くあります。また、自分で不調に気づいてはいても、こころの病気だと思っていない場合もあります。
その人らしくない行動が続いたり、生活面での支障が出ている場合は、早めに専門機関に相談するよう周りから勧めてください。
・服装が乱れてきた
・急にやせた、太った
・感情の変化が激しくなった
・表情が暗くなった
・一人になりたがる
・不満、トラブルが増えた
・独り言が増えた
・他人の視線を気にするようになった
・遅刻や休みが増えた
・ぼんやりしていることが多い
・ミスや物忘れが多い
・体に不自然な傷がある
いかがでしたか?
正直、「んー…なんとなく今日やる気でないな…」とか「あんまり最近良く寝れていないんだよねー…」なんて、個人的にもけっこう良くあることなので、ついつい見逃してしまいがちですよね。
ですが、ここがこころのカゼの怖いところなんです…。
自分自身でもこころのカゼの初期症状(ストレスサイン)に気が付かず…。
周りもまさかそんな状態だとは思っていなかった…。
そして、気が付いたら…みたいにはなりたくないですよね。
ぜひ自分自身のこころと向き合うのと同時に、ちょっと周りにも目を向けてみんなで早めに気が付くような関係性を作っていきたいですね。
そして、こころのカゼの初期症状(ストレスサイン)に気づいたら、早めのセルフケアが大切なんです。
こちらはまた、違う機会にお話しします。
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